
通常口述によるもので判断を行うため、とても割高という訳ではありません。
双極性障害は、一般的に躁鬱病と呼ばれています。躁鬱病は、うつ病と症状が似ているため、間違われやすいですが、治療法や薬も違う病気です。うつ病と同じく、気分障害と呼ばれるものです。躁状態とうつ状態が交互に起こる精神疾患です。生涯有病率は、日本ではかなり低い数字の病気ですが、海外では高くなっている病気です。人種や環境が、病気に深く関わっていると考えられています。まだ原因がはっきりと分かっていない病気として、現在も研究が進められています。
日常生活に著しい支障をきたしているかが検査ポイントとなっています。
主な躁鬱病の原因として、遺伝的要素も考えられています。単体での遺伝病ではなく、複数の遺伝子によって、発症すると言われています。また、生まれ育った環境や周囲との人間関係が要因になるとも考えられています。病前性格といって、社交的・現実的な人ほど発症率が高くなっています。可能性として挙げられているだけであって、必ずしもそういった性格の人がなるというわけでもありません。
心療内科や精神科・メンタルクリニックといったところで、躁鬱病の際は検査や診察、治療を行っていきます。名前が違うだけで、どれも精神的な治療を行なう面では同じ専門機関です。どこに行くか迷ったときは、口コミが書かれたサイトを活用しましょう。同じ悩みを持った人、回復した先輩患者もたくさんいます。そういった人から、どこの病院が良かったかについて、サイトから情報を得ることが出来ます。また、躁鬱病に関する簡単なチェックが出来たり、躁鬱病に関する知識が得られたりします。まず疑わしいときには、サイトで確認してみましょう。
躁鬱病の検査は、通常本人または家族などの同伴者からの症状に関する口述をもとに行われています。したがって、血液検査といった体内もしくは体内物質のスクリーニングを行う検査は通常ここでは行いません(ただし、服薬によって体内異常がみられた時は血液検査等を行う場合があります)。 勿論医療機関によって診療内で行う検査方法や処置方法も変わってくるため、かかる費用は一概には言えませんが、問診だけの場合はだいたい2000〜3000円くらいの価格となっています(3割負担の場合)。 補足として、躁鬱病の代表的な検査方法として、光トポグラフィー検査が挙げられますが、これは統合失調症との判断に迷った時に用いるものとなっています。
現在我が国の躁鬱病の診断基準はアメリカの精神医学会がまとめたDSM-IV-TRを用いられています。そのため、躁鬱病の検査はDSM-IV-TRを軸にした問診によって行われているのです。 躁鬱病を検査する際、本人または家族などの同伴者の口述から、気分エピソード(大うつ病エピソード、躁病エピソード、混合性エピソード、軽躁病エピソードを指します。どのタイプの躁病病かはそれぞれのタイプのエピソードの程度によって分類されます)が認められるかを各医師は見ています。 勿論症状に関することも検査もしくは診断の基準になっていますが、一番大切な基準は、これらの症状が日常生活に著しい支障をきたしているのが認められるか、となっています。